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過去の大賞情報

第21回スニーカー大賞《春》

第21回スニーカー大賞《春》


総評
 今回の最終選考には流行を押さえた今風のファンタジー作品から、独自の世界観を描いたオリジナリティあふれる作品まで幅広い作品が残りました。そのため、選考会では意見が割れることもありましたが、最終的に、筆力と将来性を強く感じさせる藤宮カズキさんの「箒が踊る夜」が《優秀賞》に選ばれました。

いつかの空、君との魔法(受賞時タイトル:箒が踊る夜) 藤宮カズキ

あらすじ
 ヘクセと呼ばれる選手たちが、箒に跨り使い魔と共に空を飛び、箒さばきや魔法の技能を競う種目《ヘクセベーゼン》。
 カリムと揺月は二日間にわたる大会に出場するが、揺月は精霊化という死の一歩手前の飛翔を見せて――!?


選評
 小説では難しいといわれる空中戦の描写が見事で、その高い筆力に注目が集まりました。ヘクセベーゼンと呼ばれる競技の設定もユニークで、それに挑むキャラクターたちも魅力的に描写されていることが評価され、《優秀賞》の受賞となりました。



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刊行時あらすじ
「あの雲が、本当のことを全部隠してるんだ」
常に上空を覆う雲によって、空の青さを知らない世界。
雲を払えるのは《ヘクセ》と呼ばれる魔法使いの少年少女だけ。
並外れた飛行技術を持つ少年カリムは、幼馴染みで当代随一の《ヘクセ》揺月と再会する。
しかし彼女はある病により、昔とはまるで別人で……?
「高く飛べない」少年と「空でしか生きられない」少女の邂逅が、世界の色を変えていく。
第21回スニーカー大賞《優秀賞》受賞作。


第20回スニーカー大賞《秋》

第20回スニーカー大賞《秋》


総評
 スニーカー文庫らしい王道のバトル作品から、ドラマチックな青春エンターテインメント作品まで、今回も幅広い題材の作品が最終選考に残りました。なかでも、全く正反対のアプローチで、キャラクターの心理やドラマを描ききった対照的な2作品が受賞する結果となりました。

うーちゃんの小箱 和見俊樹

あらすじ
「うーちゃんのほのぼの日記」という日常系4コマ漫画で、とある出版社の新人賞で佳作を受賞した氷見伊助。伊助は同じ新人賞で大賞に選ばれた咲楽つみきを激しくライバル視するが、つみきは伊助に「うーちゃん」が好きだと告げて!?


選評
 ミステリ作家への道を諦め、日常系4コマ漫画家となってしまった主人公の、様々な葛藤やプライドを、周囲の多彩なキャラクターたちとの入り組んだ人間関係の中から浮かび上がらせていく作品。非常に珍しい題材を扱いながらも、リアルな人間としてのキャラクターを描き切った作者の力量が高く評価され、《優秀賞》の授賞となりました。



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刊行時あらすじ
 かつては小説家を目指し、今は漫画家志望の氷見伊助ひみいすけ。「うーちゃんのほのぼの四コマ漫画」で特別賞を受賞するが、授賞式で大賞受賞作家の天奈優衣あまなゆいに喧嘩を売ってしまう。しかし後日、伊助は謎の美少女から優衣との共同生活を頼まれて、優衣のマンションで一緒に暮らすことに! 一方、伊助の通う高校では、一緒に小説家を目指していた少女・枝村霧姫えだむらきりひめが、伊助にもう一度小説家を目指してほしいと望んでいて――!? リアルな感情が揺れに揺れる、ひねくれ青春ストーリー!!

じっと見つめる君は堕天使(受賞時タイトル:じっと見つめる君は駄天使) にゃお

あらすじ
 高校生・荒波浩行の部屋に突然現れた美少女サラサ。「人間の契約者を幸せにする」という天使学院の卒業試験のためにやってきたサラサだったが、サラサは人間界ですぐさま駄目ニート生活を送り出してしまう!


選評
 キャラクターの可愛さ、ストーリーの起承転結のまとまり具合など、ライトノベルのツボをきちんと押さえた内容に評価が集まりました。アイデア次第で更なる進化が望め、その伸び代へも期待があつまり、《特別賞》の授賞となりました。



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刊行時あらすじ
 高校生・荒波浩之あらなみひろゆきの部屋に、天井をぶち抜いて現れた美少女サラサ。やる気のないジト目な彼女は、天使学院卒業試験の追試で人間界に送られた天人てんじん界の住人だった! 人間界で契約者パートナーを幸せに導けなければ、劣等生サラサは天使になれず、天人界にも戻れないのだが。
サラサにはまったくその気がなく、ジャージ姿で煎餅をバリボリ……。
ぐうたら天使候補生を愛でる? 日常観察系ラブコメ!


第20回スニーカー大賞《春》

第20回スニーカー大賞《春》


総評
 最終選考に残った作品のジャンルは、バトル、コメディ、青春……と多岐にわたりました。いずれも魅力的な作品でしたが、最終的に、オリジナリティの高さに注目が集まった2作品が《特別賞》を受賞する結果となりました。

あれは超高率のモチャ子だよ!(受賞時タイトル:あれは超高率のモチャ子だよ) 丹羽春信

あらすじ
 学園限定の貨幣ペチャ子が流通する照柿学園。そこに通う高校生・桜几アキラは、ある日、友人の手島ユイとともに保安部に呼ばれる。そこで、貨幣ペチャ子が別の貨幣モチャ子に交換されることを知らされ、おまけに謎の襲撃事件の調査をすることになり!?


選評
 容赦無い会話と展開の妙が魅力の、ナンセンス学園コメディ。主人公とヒロインを中心とするノリ/ツッコミの掛け合いが面白く、ストーリーのテンポよく展開され、高い完成度を感じました。一方、貨幣ペチャ子、モチャ子の扱いについては、やや飛ばし過ぎでは? という意見もありました。



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刊行時あらすじ
「あたしたちのモチャ子が爆発しました!」ユイ(のアホ毛)は激怒した。おれは、配当局の邪知暴虐な王たる三島さんからの逃走を決意した。おれ・桜几晃の通う帝釈学園は、モチャ子という特殊紙幣がすべてを司る。モチャ子で買えぬモノはないが、モチャ子を持たぬ者は存在価値がない。そんな学園でモチャ子を奪われた幼馴染のアホ毛とおれの運命は!? おかしな貨幣を巡る、ハイテンション学園コメディ!

たま高社交ダンス部へようこそ(受賞時タイトル:Shall we ダンス部?) 三萩せんや

あらすじ
 星辰高校に入学した雪也は、食べ物に釣られ「社交ダンス部」に入部してしまう。個性的なメンバーが活動するゆるーい部活だったが、雪也はだんだんと社交ダンスの楽しさにのめり込んでいく。そんな矢先、部活の統廃合を賭け、競技ダンス部と対決することになり!?


選評
 社交ダンスというライトノベルでは珍しい題材を選んだことに注目が集まりました。また、どのキャラクターも魅力的であり、細部までダンスという題材を活かしたシーン構成も見事でした。ただし、ダンスという「動き」を文章で表現するにあたって、いくらかの物足りなさも指摘されました。



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刊行時あらすじ
 個性的なメンバーが活動するゆるーい部活「社交ダンス部」に入部した雪也は、だんだんと社交ダンスの楽しさにのめり込んでいく! そんな矢先、部活の統廃合を賭け、競技ダンス部と対決することになり!?


第19回スニーカー大賞《秋》

第19回スニーカー大賞《秋》


総評
  今回の最終選考には、バトル物からミステリーまで様々なジャンルの作品が集まりました。いずれの作品も、個性的な内容を見事に描ききった力作揃いで、白熱した最終選考会となりました。その中でも特にクオリティの高かった2作品が受賞となりました。

名探偵×不良×リア充×痴女×決闘者デュエリスト 〜犯人は誰だ!?〜(受賞時タイトル:リア充×オタク×不良×中二病×痴女 〜犯人は誰だ!?〜) 天地優雅

あらすじ
 中学生の頃、真正の中二病だった大河悠人は、黒歴史と決別するために遠くの高校に進学した。でも、自分の過去を知る謎の人物から「バラされたくなければ『オタク』を演じろ」という脅迫を受けてしまい!? こうして「オタク」キャラになった悠人は、同じ脅迫を受けて自分のキャラを偽装している“偽装部”の3人の女の子と犯人探しに動き出す!


選評
 読者を引き込むようなキャラクター作りが自然に出来ていて、読みやすいラブコメ作品として描かれていたことが受賞に繋がりました。その一方で、誤字の多さや物語の結末に対しては、もっと推敲すべきだったのではという意見も寄せられました。



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刊行時あらすじ
 その手紙に悠人ゆうとは戦慄した! 「貴方の過去の痴態、公表されたくなければ決闘者デュエリストに偽装してください」ェ……。決闘者って、なに!?
意味もわからず悠人は、おなじく偽装を強要された美雪(名探偵)、愛香(不良)、里奈(リア充)たちと“偽装部”を設立することに!
どうやら、この部の中に犯人がいるらしいのだが、そこへ転校生(痴女)も入部して!? 偽りのカモフラ&ラブコメ、スタート!

ナインレリック・リベリオン 高槻燦人

あらすじ
 不破龍彦と伏乃桜花の二人は、守護獣霊を武具に変換して戦う“霊装者”だった。世界に九本しかない神剣を回収することを目指す二人は、卒業時の最優秀者に神剣の一つが譲渡されるという情報を手に入れ、霊装者育成校『神越学園』に入学する――。


選評
 少年漫画的なツボを押さえた王道バトル作品で、読み応えのある作品に仕上がっていた点に注目が集まりました。ただし、キャラクターがきちんと描けているのに対して、ストーリーや個々の見せ場の演出が弱かったところが残念でした。


第19回スニーカー大賞《春》

第19回スニーカー大賞《春》


総評
 今回最終選考に残った作品は、いずれも特徴的なアイデアをストーリーの主軸に置いて描かれており、読みやすく、作者の描こうとしているものが伝わるものでした。その中でも、さらに作者ならではのオリジナリティが感じられた3作品が受賞となりました。

大魔王ジャマ子さんと全人類総勇者 岬かつみ

あらすじ
 平凡な高校生ヒロトは、ある朝、かつて異世界で大魔王ジャーマを倒した勇者としての記憶を取り戻す。ところが、特別な存在は彼だけでなく、71億の人類すべてが、どこか別の世界を救った勇者だったのだ! 71億人が主人公気分になり、世界は大混乱。そんな時、大魔王ジャーマがなぜか美少女姿で現われ!?


選評
「全人類が勇者だったら」という現代社会が面白く描けていました。ジャーマをはじめキャラクターも魅力的で、かけあいも楽しい。ストーリーの流れや主人公とヒロインの関係性の進展などが描けていれば、より評価は集まったでしょう。



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刊行時あらすじ
 ある日、勇者の記憶に目覚めた少年・浦島ヒロト。でもヒロトだけでなく全人類が元・勇者だった!? 途端にみんなが働かなくなり地球はあっという間に滅亡寸前! 更にヒロトのライバル・大魔王ジャーマが現れて!?

異界の軍師の救国奇譚フェアリーテイル(受賞時タイトル:君とリンゴの木の下で) 語部マサユキ(受賞時ペンネーム:渡邉雅之)

あらすじ
 農業高校2年のコウは、ある日、異世界に来てしまう。怪しまれながらも、農業知識のおかげで王城に居場所を見つけ、そんな彼に興味を持った王女と仲良くなっていく。しかし、彼女の名前や人となりは、コウが愛読する小説のヒロインと酷似していた。その小説の結末は悲劇であり――コウは王女の未来を変える決意をする!


選評
 よくある異世界召喚モノ、かと思いきや、オリジナルのテイストや展開が上手に盛り込まれ、読者を飽きさせないという意欲が伝わりました。ただ、全体の構成の甘さ、生かしきれなかったアイデアがある点など、もったいない部分もありました。



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刊行時あらすじ
 金なしコネなしチートなし状態で異世界転生をした大地耕。帰れるまでのまったりライフを満喫していたが、突然現れた女神に「世界を救え」と言われてしまい!? 何も持たない主人公が贈る、異世界救国奇譚が開幕!

星降る夜は社畜を殴れ 高橋祐一

あらすじ
 病気の姉の治療代を稼ぐため、アキトは高校を辞め、日本でも有数のブラック企業に就職する。そこは仕事のためならプライベートどころか人生をも犠牲にし、残業を何より好む「社畜」たちの巣窟だった。アキトは定時退社を賭け、美人の先輩やバイトの美少女と共に、社畜と熱き戦いを繰り広げる!!


選評
 会社を舞台にするのは読者を選ぶ可能性があり、クセの強さも感じました。しかし、随所に見られる作者ならではのアイデアや、ネタの扱い方には注目すべき点があるという意見が多く、作品以上に作者の将来性に期待が集まりました。



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刊行時あらすじ
 高校中退のアキトが就職したのはブラック企業ワクワクフーズ。残業を何より好む社畜の巣窟だ。休日、セクハラ調査を命じられたアキトが向かった店には血塗れの包丁をもつ店長と太麺にがんじがらめにされた美少女が!