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【電子フェア】スニーカー文庫「機動戦士ガンダム」ノベルフェア!


空前のガンダムブームを受けて、スニーカー文庫から刊行しているガンダムシリーズの電子書籍について、感謝の気持ちを込めたお得なフェアを開催!
期間限定で対象の電子書籍が全点30%off!
小説版でガンダムを読むなら今しかない!

<フェア期間>

7/11(金)~7/24(木)

<フェア対象書籍>

機動戦士ガンダムI
機動戦士ガンダムII
機動戦士ガンダムIII
機動戦士Zガンダム 第一部 カミーユ・ビダン
機動戦士Zガンダム 第二部 アムロ・レイ
機動戦士Zガンダム 第三部 強化人間
機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨
機動戦士Zガンダム 第五部 戻るべき処
機動戦士ガンダムZZ 第一部 ジュドー・アーシタ
機動戦士ガンダムZZ 第二部 ニュータイプ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)
機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード(上)
機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード(下)
機動戦士ガンダム0083(上)
機動戦士ガンダム0083(中)
機動戦士ガンダム0083(下)
機動戦士Vガンダム1 ウッソ・エヴィン
機動戦士Vガンダム2 マルチプル・モビルスーツ
機動戦士Vガンダム3 マリア・リーディング
機動戦士Vガンダム4 コンビネーション
機動戦士Vガンダム5 エンジェル・ハィロゥ
機動武闘伝Gガンダム 発動の章
機動武闘伝Gガンダム 流動の章
機動武闘伝Gガンダム 綺羅の章

<編集部スタッフによる推しタイトル紹介>

小説版『機動戦士ガンダム』でニュータイプの感性を体感せよ

『機動戦士ガンダム』
(著:富野 由悠季)



 本作は、TVアニメ『機動戦士ガンダム』の単なるノベライズではありません。原作者である富野由悠季監督自らが筆を執った「もう一つのガンダム」です。
 まず読者を驚かせるのは、その大胆に異なるストーリー展開です。主人公アムロ・レイは、民間人ではなく、すでに軍属としてガンダムのパイロットを務めているところから物語が始まります。サイド7でシャアの襲撃を受けるという発端こそ同じですが、ホワイトベース隊は地球へは向かわず、サイド3方面へと進軍する「星一号作戦」を繰り広げていきます。
 「G-3ガンダム」への乗り換えや、宿敵シャア・アズナブルと意外な形で共闘するなど、アニメ版のファンであればあるほど、その斬新な展開に息をのむことでしょう。そして、物語はあの有名な、あまりにも衝撃的な結末へと突き進んでいきます。
 しかし、本作最大の魅力は、ニュータイプ同士の戦闘シーンにこそあると言えるかもしれません。ララァ・スンやシャリア・ブルといった強力なニュータイプとの対峙において、アムロは戦場に渦巻く人々の「気」や「意志」を鋭敏に察知しながら戦います。
 アムロが何を読み取り、どう動いているのか――。その常人には理解し得ない感覚が、富野監督自身の筆によって克明に「言語化」されているのです。ページをめくるうちに、読者はまるで自らがニュータイプになったかのように、その研ぎ澄まされた感性を疑似体験することができるでしょう。「アムロには、あの戦場がこんな風に見えていたのか……」という深い納得と興奮が、あなたを待っています。
 次ではコラム執筆者のお気に入りの一節を紹介。

 コクピットを揺るがせる振動がアムロの脳髄をうった。アムロは目を閉じることをしなかった。が、モニターとかパネルとかも見ていなかった。
 きらめくビームがみえる。そのビームを操るのであろう波の流れのとびかいをみる。
 その波は宙空にうねるような弧を描いている。素早く、うねり、とりこむようにガンダムにからみつく。
 「!」
 声はない! 呼吸さえもアムロの器官はうけつけていないようだった。
 「嘙‼」
 それは息でも声でもない。気の発露だった。
 ガンダムの頭部に仕込まれたヴァルカンが咆哮して、ビットを撃ち砕いた。
 (『機動戦士ガンダムⅡ』269ページより引用)

 これは、ただ読む物語ではありません。ニュータイプの魂に触れるための、特別な体験なのです。

――劇場版では描かれなかった、“もう一つの逆襲”

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』
(著:富野 由悠季)



 スニーカー文庫で展開された富野由悠季作品は、どれも監督の脳内に存在していたガンダムを小説としてアウトプットしたものだ。そしてその中でも、『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』はひときわ異彩を放っている。

 劇場版『逆襲のシャア』と物語の大枠こそ重なるが、小説版は当初のプロットをベースにした“もう一つの物語”だ。登場キャラクターの一部は大きく差し替えられており、その筆頭がタイトルにも名を連ねる、ベルトーチカ・イルマ。彼女は劇場版では登場しないが、本作ではヒロインとしてしっかり存在感を放っている。
 そもそも『逆シャア』は、消息を絶っていたシャア・アズナブルがネオ・ジオンを再興し、地球を寒冷化させる“隕石落とし”を決行する話。その野望を阻止するため、かつての宿敵・アムロ・レイが立ちはだかるという構図は変わらない。

 特にアムロとシャアがフィフス・ルナで交わす名セリフ──
 「人が、人を粛清できると思うなっ!」
 「シャア・アズナブルが、粛清しようというのだ! アムロ!」
 「エゴだよ、それはっ!」
 富野節ここに極まれり、と言いたくなる名場面だ(小説版ではP60あたりに収録)。自らのフルネームを叫ぶ演出や、「粛清」という強烈なワード選びに、言語感覚の鋭さと芝居心が光る。
 さらに注目したいのが、ブライトとミライの愛息である若きハサウェイ・ノアの登場。彼の“初恋と挫折”が描かれることからも、この作品が『閃光のハサウェイ』へと連なっていく核心的なポジションにあることがわかる。
 なお、劇場版でベルトーチカが登場しない理由については、巻末のあとがきで富野監督自らが言及している。ここも必読ポイントだ。この『ベルトーチカ・チルドレン』は劇場版とセットで体験することで、その世界観は何倍にも膨らむ。単なるノベライズではない、もう一つの“歴史”がここにある。

 加えてこの『逆襲のシャア』は、数々の名クリエイターからもリスペクトを集めている。庵野秀明監督は、かつて『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会』という同人誌を自ら企画・編集し、その偏愛ぶりを露わにした。押井守監督も著書『押井守の映画50年50本』(立東舎刊)で、この作品を映画史に残る一本として挙げている。ガンダムの“熱”に触れるなら、いまこそこの小説を開くときだ。

ソロモンよ、私は帰ってきた! 今こそ読みたい、"漢"たちの魂の記録

『機動戦士ガンダム0083』
(著:山口 宏 監修:今西 隆志)



 「ソロモンよ、私は帰ってきた!」
 この名台詞に胸を熱くしたガンダムファンは数知れないでしょう。今なお多くのファンを魅了し続ける不朽の名作OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。その熱き魂の記録を、一字一句に至るまで克明に描き出したのが本作。

 本作の醍醐味は、なんと言っても信念に生き、信念に殉じた熱き"もののふ"たちの生き様が事細かに描かれていること。
 ジオンの理想にその身を捧げた「ソロモンの悪夢」アナベル・ガトーをはじめ、ビッター少将、ケリィ・レズナー、エギーユ・デラーズが何を思って戦場に身を投じたのか。
 さらには、歴史に名を残すことのなかったザクやドム、ザメルの兵士たち一人ひとり……。彼らがそれぞれの戦場で見せた潔いまでの生き様は、読む者の魂を激しく揺さぶります。

 そして、そんな*もののふ達との邂逅*を通じ、お坊ちゃん気質だったコウ・ウラキが戦う意味を理解することで、未熟な青年から一人前の戦士へと成長していく。その泥臭くも人間味あふれる過程が、本作では実に丁寧に描かれています。小説だからこそ深く掘り下げられるコウの葛藤と成長は、読者に一層の感情移入を促すことでしょう。
(なおコラム執筆者の一番好きなもののふはバニング大尉です。上官としてコウとキースを厳しく育てる頼もしい背中、しかし医者の診察を嫌がって逃げちゃうところやシナプス艦長との晩酌はユーモラスで人間味溢れており、そのギャップに惹かれますね!)

 さらにガンダムファンにとって見逃せないのが、本作がアニメ『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Ζガンダム』を繋ぐ、宇宙世紀史の極めて重要な位置を占めているという点です。なぜ、地球連邦軍内に「ティターンズ」が生まれたのか? その発足の経緯にも触れられます。『機動戦士Ζガンダム』でキーパーソンとなるジャミトフ准将やバスク大佐も登場し、歴史の歯車が大きく動き出す瞬間を、読者は目撃することになるのです。

 アニメで描かれた迫力のMS戦、その裏側にあった兵士たちの熱き魂と葛藤。スニーカー文庫の『機動戦士ガンダム0083』で、"もののふ"たちの生き様を、ぜひその目で見届けてください。

<対象ストア>

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