ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

4私はジッと目を逸そらせぬままで、続く言葉を聞いていた。『あたし達はこれから屋敷に盗みに入る。そして、魔ま王おう軍に対する切り札の一つを手に入れる。キミが通報するというのなら止めないけれど……、でも信じて欲しい、これは人類のためなんだよ』つまりこの二人は、高額な賞金を懸けられた今も世界のために、魔王軍はおろか人類全すべてを敵に回してでも活動を続けるという。それだけの事をしているにもかかわらず、そしてこれから大仕事が控ひかえているにもかかわらず。まるで二人は長く連れ添そった相棒みたいに、楽し気なやり取りを交かわしていた。そんな二人のやり取りは、どうしてだか私の胸を締しめ付ける。二人に別れの挨あい拶さつをすると、私は後うしろ髪がみ引かれる思いで何度もそちらを振ふり返り、やがてその場を立ち去るフリをすると。その日。私はたった二人で頑がん張ばる彼らを、陰かげながら助けると決意した??