ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
44クレアに背中をそっと押されたアイリスは、私の前に立ってもまだ遊び足りない子供の様な顔で俯いている。そんな諦あきめらが早く物分かりのいい下したっ端ぱにだけ聞こえる声で、「今からお城に帰ったら耳を澄すませておいてください、私が合図を送ります。明あした日以降は、その合図の音を聞いたらどうにか王都の正門前まで来てください」まるでまた遊ぶ約束を交かわすかの様に囁ささいやた。「えっ?」顔を上げたアイリスは、言われた事が理解できないのかキョトンとしている。「あなたは仮とはいえ既すでに盗とう賊ぞく団の一員なんです。一度入団した以上、そう簡単に足抜けできると思わない事ですね」それを聞いたアイリスは、ぱあっと顔を輝かがかやせると、「はい!もちろんですお頭かしら様!」満面の笑えみを浮かべて言ってきた。「……イリス様、何をこそこそ話しているのかは知りませんが、もう脱だつ走そうなんてさせませんからね?ダ、ダメですよ、そんな可かわい愛い顔をして上うわ目め遣づかいをしてみせても!さあ、早くテレポート屋の下に行きましょう。きっと今いま頃ごろ王都では、レインが泣きながらイリス