ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
43続・この素晴らしい世界に爆焔を!第1話んか?」そんな懇こん願がんの声を聞き流し、クレアは鼻先をアイリスの髪かみに擦すり寄せて幸せそうに息を吸う。「ダメです。これはおしおきですイリス様、今後この様な事がないようにこのクレア、心を鬼おににしてイリス様を抱き締め、かいぐり……痛い、痛いっ!ちょ、ちょっと待ってくださいイリス様!すいませんイリス様、調子に乗ったのは謝りますから本気で締め上げるのは止やめてください!」逆にアイリスに全力で抱き締め返され、身からだ体から鳴ってはいけない系の音を鳴らしたクレアがその身を放しこちらを向いた。「お久しぶりですめぐみん殿どの。この度たびはイリス様を保護していただきかたじけない。しかし、今後は王都にあるテレポート屋に監かん視しをおきますのでイリス様がこの街に来る事はないでしょう。なので、お別れの挨あい拶さつは今の内に……」そのクレアの言葉を聞いたアイリスが、しゅんとしながら俯うついむた。クレアの怒いかり具合から察するに、やはりというか今回は勝手に城を抜ぬけ出したのだろう。となれば、今後は城の警備も厳しくなり、しかもテレポートが使えないとなれば、身分差がある以上もう会う事もないはずだ。