ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

3続・この素晴らしい世界に爆焔を!第1話か?」背後から声をかけられビクリと震ふるえるその人に、気が付けば私は上うわ擦ずった声で自己紹しよう介かいをしていた。口元をニマニマさせる二人に対し、私はずっと気になっていた事を尋たずねる。「お二人が王城に忍しのび込んだのは、王女様が危険な神器を所持していたため、その身を守ろうと思っての事だったのですか?」そんな私の問いかけに。『ああそうだ。我々は世に言う義ぎ賊ぞく。普ふ段だんは庶しよ民みんの味方だが、それがたとえ王女でも、いたいけな少女が危険に晒さらされるとあっては見過ごせない。困っている人がいるのなら、そこが貴族の屋敷だろうが王城だろうがどんな場所にでも忍び込む。それが仮面盗賊団だ』細部は違ちがったかもしれないが、その人はハッキリとそう言った。『めぐみんと言ったね?実は我々は、この屋敷に眠ねむるある物を狙ねらっている。それは人類の未来のために必要な物。盗ぬすみという行こう為いは確かに褒ほめられるものではない。だがこれは俺達にとって、たとえ自らの首に賞金を懸かけられてでもやらなくてはいけない事なんだ』強い決意を内に秘ひめた、なぜか見ているだけで既き視し感かんを覚える仮面の下のその瞳ひとみ。