ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
35続・この素晴らしい世界に爆焔を!第1話私とゆんゆんはその大きな屋敷を見上げながら、どちらともなく呟つぶいやた。「……盗賊団の名前を決めなければいけませんね。そして、ここをアクセル支部にしましょうか」「ねえめぐみん、一体どれだけの規模の団体を作るつもりなの?私、最初はただのごっこ遊びだと思ってたのに、事が大きくなってきて怖こわいんだけど」私もここまでトントン拍びよう子しに上う手まくいくとは思っていなかったので実は結構焦あせっているのだが、それを面おもにて出すわけにもいかない。まさか盗賊団結成初日に街一番の屋敷を手に入れてしまうのは想定外だった。「大きなお屋敷ですね!避ひ暑しよ地にあるお父様の別べつ荘そうより大きいかもしれません!」一人だけ屋敷に対して場ば違ちがいな感想を抱いだくイリスを尻しり目めに、私は玄げん関かんのドアを開ける。貴族の屋敷というものは似た様な構造になっているのか、玄関を抜けた先には私が住んでいる屋敷と同じくまずは大広間があった。屋敷の中はここを管理していた不動産屋により十分な手入れがなされているものの、未いまだ大した家具はなく、大きなソファーとテーブルがあるのみだった。私は広間のソファーに身を投げ出すと、だらしなく寝転がりながら宣言した。「今日からここがアジトです。今後は、悪だくみをする時や活動方針を話し合う時、そし