ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

31続・この素晴らしい世界に爆焔を!第1話アクセルの不動産屋にやって来た私達は、アジトを手に入れるためこうして相談に来たのだが見ての通りの扱あついかである。「ともかく、三万エリスでは敷しき金きんにも足りません。この仕事を長い事やってきた私ですが、この額で街一番の建物を寄よ越こせと言ってくる人は初めて見ましたよ」「くっ……。仕方がありませんね、これは緊きん急きゆう時のための虎とらの子こだったのですが……」そう言って、私がテーブルの上に追加で置いたとっておきの一万エリスは店主の人差し指によりピンと弾はじかれた。「おのれ、大事に貯めた私の虎の子に何をするかっ!」「三万エリスが四万エリスになったところでどうにもならないからですよ!お願いですから帰ってください!」と、その時。店主と言い合う私のマントが、後ろからくいくいと引っ張られた。「ねえめぐみん、いくら何でも無茶もいいとこよ?ていうか、秘密基地だのアジトだのを作るって話は本気で言ってたのね。その、お友達皆で集まって、いつでもくつろげる場所を手に入れる事自体は賛成だから、今日のところは一いつ旦たん帰って金策しようよ」ゆんゆんの言葉にギリギリと歯を食い縛しばりながらどうするべきかを考えていると。