ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
- ページ
- 17/54
このページは 続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話 の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話 の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話
16「いいえ、私は王都のチリメンドンヤの孫まご娘むす、めイリスです。お嬢様なんかではありません」一体どこの誰に影えい響きよをう受けたのか、アイリスがそんなおかしな事を言い出した。チリメンドンヤとはなんだろう。「本人がこう言い張るのですからそういう事にしてあげてください。……しかし困りましたね、イリスを発見してしまっては、このまま一人で放置するわけにも……」仮にも一国の王女様を見付けておいて、そのまま一人でほってはおけない。と、悩なやむ私を見たアイリスは、串焼きを手に首を傾かしげた。「そういうお二人は何をなさっていたのですか?」無む邪じや気きに尋ねてくるアイリスに、本当の事を言ってもいいのかと一いつ瞬しゆん悩む。でも、確かこの子はあの盗賊団に悪い感情は持っていなかったはず。「実は私達は、銀髪盗賊団の下部組織を作ろうと思っているのですよ」「なんですかそれは?私にも詳くわしく教えてください!」あれっ、なんだろうこの予想外の食い付きは。「いえその、義ぎ賊ぞくである銀髪盗賊団の下部組織を勝手に名乗り、勝手に仲間を集めて勝手に支し援えんする。そんな団体を作ろうかと」「それは楽しそうです!その組織に入るためには何か試験などはあるのでしょうか?」