ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

13続・この素晴らしい世界に爆焔を!第1話ちこちを見回しながら、フラフラと危なげな足取りを見せていた。と、そんな少女に串くし焼やきの露ろ店てんを開いていたおじさんが声をかける。「そこのお嬢ちゃん、焼きたての串焼きをお一つどうだい?お嬢ちゃんは可愛い顔してるからまけとくよ?今ならなんと串焼き一本百万エリスだ」「串焼き……。これは見た事もない食べ物ですね。一本百万エリスですか?では、三本ほど頂けますか?」と、おじさんのジョークを間に受けたその少女は懐ふとこかろら財布を出すと……。「何をしているのですか!こんなところでそんな大金を出してはダメですよ!」「えっ?ああっ!あなたはめぐみんさん!」私は財布から当然の様に高額硬こう貨かを取り出した少女こと、なぜかそこにいた王女アイリスの下もとに駆かけ寄ると、店主に差し出していた硬貨を奪うばい取った。高額硬貨を出されて固まっていた店主を尻しり目めに、私はアイリスに説教する。「百万エリスというのはそこのおじさんの冗談ですよ、本当は一本百エリスって意味です。どこの世界にこんなに高額な串焼きがあるんですか」「そ、そうなのですか?わたくし、相場というものが分からなくて……」と、それまで固まっていた店主が真まじめ面目な顔で串焼きを差し出し。