ブックタイトル続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

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続・この素晴らしい世界に爆焔を! 第1話

12「めぐみんシーッ、声が大きい!あのおじさんは顔が怖こわそうなだけで、冒険者でもないただの一いつ般ぱん人だから!それより、あそこにいる私達と同じぐらいの年の子なんてどうかな……」「あの子こそ一般人ではないですか。これは友達探しではなく団員探しですからね?」アクセルの街の大通り。私は何だかんだ言いながらも結局付いてきたゆんゆんと共に、通りのベンチに腰こし掛かけながら行き交かう人達を観察していた。そう、これはと思う人材を見付けたら即そくスカウトするためだ。だが先ほどから私とゆんゆんの意見が食い違い、まだ誰だれにも声をかけられないでいる。「あっ、あそこの女の子はどうかな?ローブのフードで顔が見えないけど、私達と年もそんなに変わらなそうだし、剣けんも下げてるから一般人ではなさそうだよ?」そう言ってゆんゆんが指さしたのは、野や暮ぼったいローブにフードを被かぶった小こ柄がらな少女。髪の色は見えないが、フードから覗のぞく瞳ひとのみ色は透すき通る様に澄すんだ青色で……。「ちょっと待ってください、なぜこの街にあの子が一人でいるのですか」「ど、どうしたのめぐみん?あの女の子の知り合い?」私達の視線の先ではフードの少女が、よほど辺りの物が興味深いのかキョロキョロとあ