異世界詐欺師の心理テスト!

「お前らって、揃いも揃って騙されやすいよな?」

「えぇっ!? わたし、そんなに騙されやすくないですよ?」

「ボクもさ!」

「私は、しっかり者のシスターで通っているんですよ?」

「なら、お前らがどれほど騙されやすいか、テストをしてやろう」

「テスト……ですか?」

「ふふん。受けて立つよ」

「うふふ。なんだか面白そうですね」

「じゃあ、第一問だ。
Q.今日は楽しみにしていたピクニック。準備も万端、あとは出掛けるだけ! ……という段階で突然の土砂降りになった。その時、お前らはなんて言う?」

「えっと……『仕方ないですね。諦めましょう』……ですかね」

「『えぇ〜! ヤダヤダ! 絶対行きたいよ〜! 雨でも行こうよ〜!』かな」

「『とりあえず、お弁当を食べてしまいましょう』」

「……シスターは、相変わらずだね」

「A.準備万端で楽しみにしていた予定が突然なくなるのは、自分の展望が理不尽に閉ざされた時に似ている。よって、この時に発する言葉は、『好きな相手に告白してフラれた時に発する言葉』と言える」

「そうなんですか? うふふ、エステラさんは、なんだか可愛い反応でしたね」

「ボ、ボク、そんなことないよ!? 割とクールに諦めるよ!? ホントだよ!?」

「まぁ……ベルティーナさんはさすがというか……ブレないな」

「どんな時も、お腹は空くのです」

「じゃあ第二問。
Q.飼い主のいない家の中にネコが一匹だけいる。そのネコは今、何をしてる?」

「ネコでしょ……毛づくろいをしてるかな」

「飼い主さんが帰ってくるのをそわそわ待っています」

「ご飯を食べています」

「続いて第三問。
Q.そこへ飼い主が帰ってきました。さて、ネコの反応は?」

「素っ気ないね。ネコだもん。知らんぷりしてるよ。ちょっと怒ってるのかも」

「ドアまで駆けていって飛びつきます。飼い主さんが大好きなネコさんなんです」

「新しいご飯をもらいます」

「シスター……そのネコ、さっきご飯食べてましたよね?」

「飼い主さんと一緒のご飯は別腹です」

「うわぁ……食費が嵩みそう」

「A.ネコは気ままな生き物だと周知されていて、自由の象徴でもある。よって、ネコとは『理想の自分』を表し、その飼い主は『理想の恋人』を表す。つまり、恋人がいない時といる時の行動がこのテストで分かるわけだ」

「エステラさんは、オシャレをして待っているのに、会うと素っ気ない態度を取るんですね……ふふ、可愛いです」

「ツンデレだな」

「そんなんじゃないよ!」

「ジネットは、なんだかそのまんまなイメージですね」

「あんたもな!」

「で、ここまで問題をやってきたけど、こんなので本当に騙されやすいかどうかなんて分かるのかい?」

「あぁ。もう結果は出ている」

「そうなんですか? 是非聞きたいです」

「私も、興味があります」

「それじゃあ、教えてもらおうか。テストの結果を!」

「こんな、なんの意味もないようなテストをほいほい受けちゃうようなヤツは、総じて騙されやすい!」

「「「…………確かにそうかも」」」