[スニーカー文庫公式サイト]ザ・スニーカーWEB

スニーカー大賞

スニーカー大賞 秋の選考 最終選考結果発表

【優秀賞】マイナスイオン・オレンジ/石山雄規 【特別賞】クラウは食べることにした/藤井論理 【特別賞】Take the Curry train/うさぎやすぽん

総評

 今回受賞に至った三作品は、いずれもジャンルの異なる個性豊かな作品でした。
「マイナスイオン・オレンジ」は主人公とストーカー少女との出会いを軸に描かれる青春ストーリーで、特にヒロインの可愛さと、キャラクターのかけあいの楽しさに注目が集まり優秀賞を受賞しました。
「クラウは食べることにした」は、日本人に馴染み深い「かぐや姫」をモチーフにしつつ、ライトノベルらしい楽しさに溢れた食モノラブコメに仕上げた点が評価されました。
最後の「Take the Curry train」は、三作品中もっとも個性的ともいえる内容で、独特なコンセプト、不思議な魅力を放つキャラクターとストーリー構成などが評価され、特別賞の受賞となりました。

マイナスイオン・オレンジ/石山雄規

大学生の久瀬直樹は、見知らぬ美少女・北原真央が自室でパンツを漁っている場面を目撃する。久瀬のストーカーを自称する真央と思いがけずメルアドを交換することになるが、毎日長文メールを送りつけられたり、睡眠薬を飲まされそうになったり……。そんなある日、久瀬は憧れの先輩・桃花と水族館デートすることになり!?

クラウは食べることにした/藤井論理

匠香介の自宅の庭に出現した極太の竹から現れたのは、白髪の少女クラウ。かぐや姫から数えて十四人目の文化侵略兵器『泥人』を名乗るクラウの目的は、日本の文化力を吸いつくし、高天原に送ることだった! 早速日本の食文化に興味を持ったクラウは、料理で自分を感服させられたら侵略を中止しても良いともちかける。しかし、香介の作るオムライスのあまりの美味しさに、クラウは早くも心神喪失してしまい——!?

Take the Curry train/うさぎやすぽん

「生きる意味がない」と嘆く自殺志願者のメリックは、満足いく死に方を求め、なんでも行き届いていると噂される「崖の上ホテル」の行き届いたサービスを求め、「寝台特急ボンディ」に乗車した。そこでメリックは、旧友のジン、元恋人のカルダ、可憐な少女クミンと出会う。……が、彼らもまた皆が自殺志願者だった! おまけにカルダとクミンはギャングから追われた身で——!?