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スニーカー大賞

スニーカー大賞最終選考結果発表!

エピデミックゲージ 相川黒介

世界の正しい壊し方 三ノ神龍司

あらすじ

マリアとイヌ 和泉茉樹

街で事件に遭遇し、気絶した晴彦が目覚めたのは、人造生命体マリオネットに関わる人材を育成する綺会学園だった。そこで晴彦は初めて自分もマリオネットだったと知る。そしてそこで出会った少女・真利阿とともに、学園最強を目指すことになる。

エピデミックゲージ 相川黒介

10年前落下した隕石のために隔離された浜斗市では、異能を持った者が出現し、犯罪が横行していた。市内に住む不良少年・拓は、いきなり現れた超能力者犯罪捜査部の美沙に強引に捜査協力させられ、連続テロ事件の情報を集めることになるのだが——。

世界の正しい壊し方 三ノ神龍司

予知能力を持つがゆえに監禁されていた『聖女』セイヴィアを救い出したのは、『天災』と恐れられるテロリストの少女・琴代だった。「さぁ、世界を壊そう!」と勢いづく琴代と彼女の癖のある仲間に戸惑いつつも、故郷を目指して旅を始めるセイヴィアだったが!?

アトツギ・ヒキツギ 遠藤 秋一

警察官を夢見る普通の高校生・司はある日突然、自分がグリズランドという国の王族であったことを知らされる。さらには国王の急逝のために発生した後継者争いに、司の護衛を自称する7【セブン】と名乗る少女とともに巻き込まれることになり!? 

総評

最終選考に残った作品は、いずれもバトルがストーリーの見せ場でありながら、その戦う目的・理由がキャラクターに根ざしており、各作品ごとにまったく違う読み心地となっていました。それぞれ長所短所はありましたが、作品としてのポテンシャルが高い2作品の受賞が決まりました。

マリアとイヌ

学園バトルものという王道と「虚界物質」「虚糸」など、オリジナルの設定に挑戦しているのは良かったものの、全体的に説明不足であることが指摘されました。マスターのヒロインとマリオネットの主人公が「糸で繋がる」のは、ある種の絆、密接感を生み出していましたが、バトルにおいては窮屈に感じる部分がありました。

エピデミックゲージ

大がかりな設定や特殊な舞台、異能バトルなど、ライトノベルを好む読者を意識していたと思います。物語の展開もしっかりと描けていました。ただ、読者が驚くような新しさに欠けていると感じました。他にある異能バトルものと明確な差異を作り、しっかり見せられれば、より作品としての魅力がアップするでしょう。

世界の正しい壊し方

「世界を壊そう」というスケールの大きさ、破天荒さに高い評価が集まりました。キャラクターたちの独特な性格にも魅力がありましたが、全体的に説明不足だったり、描ききれていない部分が多く、物語を掴みきれなかった印象があります。自分のベストパフォーマンスとその為の枠組みを見極めることが大事だと思います。

アトツギ・ヒキツギ

突然主人公が王位継承争いに巻き込まれる冒頭や、登場する女の子たちの等身大の可愛さなどに評価が集まりました。ただ、王位継承争いのルールや設定の曖昧さ、バトル展開の唐突さ、ネーミングなど、不足点も多く指摘されました。描きたいことと、物語全体のバランスに大きく差があったように感じられました。